これまでの展覧会の紹介

夢美セレクション展
Yume Art Museum Best Selection

2022/12/9(金)〜2023/1/15(日) 終了しました
開館時間 : 10:00〜19:00 入館は閉館の30分前まで
休館日 : 月曜日 ※ただし、祝日の場合は開館し翌平日が休館 および12月29日(木)〜1月3日(火)

小島善太郎「滝山展望(滝山城趾より多摩川を望む)」 1955年 油彩

展示内容

八王子市夢美術館では、現在約1,500点の作品を収蔵しています。
今回の「夢美セレクション展」では、当館の収蔵品の中から、洋画家の小島善太郎(1892-1984)、銅版画家の清原啓子(1955-1987)、木版画家の城所祥(1934-1988)ら、八王子にゆかりある作家の作品を紹介します。個性豊かな作家たちの様々な魅力をお楽しみください。


「夢美セレクション展」作品リストはこちら


1.小島善太郎 ― 油彩画・素描を約50点展示。《軍旗先進の図》など、珍しい作品も。

2022年は、洋画家・小島善太郎の生誕130年となる節目の年です。本展では、小島善太郎の油彩画・素描について、これまでの収蔵品展示で紹介してきたおなじみの名品はもちろんのこと、これまで出品する機会が少なかった作品も紹介し、改めて小島の画業を振り返ります。


2.清原啓子 ― 銅版画・素描を22点展示。幻想的な作品世界に注目。

夭折の銅版画家・清原啓子は、生涯をかけてエッチングによる緻密で幻想的な作風を追求し続けました。本展では、清原の銅版画作品と素描をとおし、その創作活動の軌跡をたどります。


3.城所祥 ― 木版画作品を16点展示。洗練された作風と多彩な表現が見どころ。

昭和後期に活躍した木版画家・城所祥は、大胆な色彩や整然とした構図が特徴的な作品を多数制作しました。本展では、木版画の異なる技法、板目木版と木口木版の作品をとおして、城所の多彩な表現をご覧いただきます。


講演会「画家を目指す道 ― 解剖図と小島善太郎の修学期」(要事前申込) 終了しました

岡部昌幸氏(帝京大学文学部史学科教授・群馬県立近代美術館特別館長)をお迎えして、小島善太郎についてお話しいただきます。

日時:2023年1月7日(土) 午後3時〜
会場:いちょうホール(八王子市芸術文化会館)2階 第2展示室
応募方法:「往復はがき」または「QRコード申込フォーム」にてご応募ください。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。

展覧会データ

特別展
夢美セレクション展

会期

2022/12/9(金)〜2023/1/15(日)

開館時間

10:00〜19:00
入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日
ただし、祝日の場合は開館し翌平日休館
および12月29日(木)〜1月3日(火)

会場

八王子市夢美術館

観覧料

一般:300円
学生(高校生以上)・65歳以上:150円 中学生以下無料

主催

プロフィール

小島善太郎(こじま・ぜんたろう)
1892-1984年

東京で生まれる。幼年期には極貧の生活を送るが、のちに援助を得て絵を学び、1922年から3年間パリに留学。留学先で交流を深めた画家仲間5人でグループを結成し、当時の画壇に新風を吹き込む。後半生を八王子・日野で過ごし、独立美術協会の重鎮として、日本近代洋画壇の振興につとめた。

清原啓子(きよはら・けいこ)
1955-1987年

八王子市に生まれる。多摩美術大学に入学後、深沢幸雄、渡辺達正から銅版画を学ぶ。1980年に日本版画協会展に入選、2年後の1982年に日本版画協会賞を受賞し、高い評価を得る。その後、1983年に銀座の番町画廊で行われた個展を皮切りにたびたび個展を開催し、期待の若手銅版画家として注目を集める中、1987年7月、31歳で死去。

城所 祥(きどころ・しょう)
1934-1988年

八王子市に生まれる。中学生の頃から木版画に興味を持ち、高校でも美術部に所属するなど美術に親しむが、家業を継ぐため早稲田大学商学部に進学。しかし、卒業後は自分の進む道を版画家と定め、国内外に活躍の場を求めた。日和崎尊夫、柄澤齊らと「鑿の会」を結成するなど旺盛に活動するも、53歳で死去。

八王子市夢美術館 〒192-0071
東京都八王子市八日町8-1ビュータワー八王子2F
TEL 042-621-6777  FAX 042-621-6776
開館時間 10:00〜19:00(入館は18:30まで)

※開館時間は変更になることがあります。

休館日 月曜日(ただし祝休日の場合は開館し、翌火曜日が休館)
および年末・年始(12/29〜1/3)、展示替期間。

※休館日は変更になることがあります。