貝に跨るカエル 1884年頃
貝に跨るカエル 1884年頃

エミール・ガレの陶芸  日本への憧れ
Ceramic Art by Emile Galle

概要

アール・ヌーヴォーの旗手としてフランスで活躍したエミール・ガレ。アール・ヌーヴォーは植物的な曲線による装飾が特徴で、19世紀末から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパ諸国の絵画、彫刻、デザイン、建築、工芸といった幅広い分野で流行した芸術様式です。その中で美術史上、ガラス工芸家として極めて高名で、日本でも人気の高いガレですが、陶芸にも関心を示し多くの陶芸作品を残していることは意外と知られていません。文学、哲学、植物学、鉱物学に精通していた彼は、その叡智を創造に昇華させ、また、日本美術への高い関心から、作風は日本的、東洋的な影響を強く受けており、その世界観は私たちに強い共感を呼び起こすものとなっています。本展覧会では、特に日本的な影響を見ることが出来る作品に焦点を当て、世界的に見ても貴重なガレ陶芸作品コレクションを持つ松江北堀美術館の所蔵品より、陶器を中心に約50点の作品を紹介します。

展覧会出品作品より

エミール・ガレ 49歳(1895年)
カエル文鉢 1880-1884年頃
シャポーシノワ型卓上ランプ(梅文) 1900-1931年頃
ガレ 花冠形の花器
花器(雄鶏と双翅類昆虫) 1864年
亀甲エナメル絵付杯 1980年代
四連容器(ざくろ形) 1880-1884年
獅子型燭台 年代不詳
植込鉢(日本的意匠) 1877-1884年頃
装飾扇「一羽の雌鳥が突然現れた、するとほら戦いに火がついた」 1878年頃
装飾団扇 1879年頃
猫 1864年の意匠
婦人用仕事机 1990年パリ万博出品の意匠
繖形花序文飾り棚 1896-1898年

展覧会イベント「エミール・ガレの陶芸」ギャラリートーク

2010年9/25(日)、10/11(月・祝)、10/23(土) に「エミール・ガレの陶芸」ギャラリートークを開催します。
詳細はこちらの「イベント」ページからご覧いただけます。

展覧会データ

エミール・ガレの陶芸 日本への憧れ

会期

2010.09.17(金)- 2010.11.14(日)

開館時間

10:00 - 19:00 入館は18:30まで

休館日

月曜日(祝日の場合は開館)

主催

財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団

特別協力

松江北堀美術館

企画協力

株式会社アートプランニング レイ

観覧料

「ご利用案内」ページの観覧料をご覧ください

展示内容

ガラス工芸作家として最も高名なエミール・ガレ。優れた陶芸作品も数多く残している。世界的にも稀なガレ陶芸作品コレクションを持つ松江北堀美術館の所蔵品で紹介。

プロフィール

エミール・ガレ

1846年 フランスのナンシーに生まれる。父シャルルはガラス器、陶磁器の販売業を営み、後に製造業も手がけた。
1867年 父の工場で働き始め、1877年には事業を引き継ぐ。ガラス、陶芸、家具の分野で高い評価を得る。
1904年 ルクセンブルグで死去